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てかてんの書斎

書斎は「学んだり、考えたり、静かに読書したりする場所」だと思います。ここでは、自分の書斎かのように「学んだり、考えたり、書籍について考察したり」する場所です。明日をもっと素敵な一日にするための、考え方・習慣・仕組みについてもお話していきます。

本棚にもルールがある

書評、読書録 本、読書

 

 

 

【 年間120冊読書計画 21冊目】

「本棚にもルールがある」
 
 成毛 眞 著 読了。
 
 
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 成毛さんは、マイクロソフト株式会社で36歳の若さにして代表取締役を務めた経験を持つ凄腕のビジネスパーソン。その後も投資コンサルティング会社の「インスパイア」設立や書評サイト「HONZ」を設立・運営するなど、数々の分野で活躍されている方です。そんな成毛さんには、本棚に独自のルールがあるとのことで、「本棚にもルールがある」の中でもその詳細をご紹介してくださっています。
 
 本棚に本を残しておく時、人によって並べ方や整理の仕方は様々だと思います。綺麗にあいうえお順に並べる人、著者別に並べる人、ジャンル別に並べる人、色合いを考えて出版社別に並べる人・・・実に様々だと思います。そうした「本棚のルール」について考察されているのが本書。著者の成毛さんは、本棚に特別なルールを設けており、そのルールと取り組み方、本棚を使うにあたっての本の選び方などが事細かに書かれています。
 
 私の本棚は、多く読ませていただいている著者の本は著者別に、それ以外は小説、エッセイ、ビジネス書、参考書・実用書に分けて並べており、ビジネス書や参考書・実用書はジャンル別に並べています。小説やエッセイは色合いを考慮して出版社別に並べたりもしています。かなり気まぐれなところもありますし、本棚にこだわりもなかったので、本書を見つけた時はすぐにレジへ向かいました。
 
 私のまだ知らない本棚の使い方、読書と本棚の関係を知ることができれば、まだまだ読書は面白いものになるのではないかと感じたからですね。
 
 
 

■ 必要な本棚は3つ

 
 私は、市販の本棚を何個もつなぎ合わせて一つの大きな本棚を制作し、そこに前述したような本の並べ方で整理しています。それとは別に、読みかけの本やまだ手を付けていない本、パソコンへ読書ノートを入力していない本などはベッドサイドに設置している小さな本棚に積んでいます。この2つの本棚の分け方は無意識のうちに分けていたものですが、成毛さんは意識的に3つの本棚を利用しているとのことです。
 
 
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 社会人は3つの本棚を持つべきだ。その本棚は以下の3つだ。それぞれ大きさもタイプも違う。
 
(1) 新鮮な本棚
 買ったばかりの本、これから読む本を置いておくスペース。そこにあるのは、これからの自分の教養だ。
 
(2) メインの本棚
 読み終えた本を効率良く並べて置いておく場所、3つの本棚のうち、最も収容量が多い。一般家庭にある本棚が、この本棚に近い。
 
(3) タワーの本棚
 ふとしたときに参照したくなる本を積んでおく本棚で、辞典やハンドブックっで構成される。知識を層にして積み上げるイメージだ。
 
 
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(「本棚にもルールがある」より引用)
 
 
 意識的に分けている本棚は3タイプあるそうで、私もタワーの本棚以外は利用していました。やはり、メインの本棚は「読み終えた本を貯蔵する」というルールで使用されているようで、その他に「読みかけの本」や「これから読む予定の本」を貯蔵しておく本棚はあったほうが良い様子です。また、タワーの本棚は私の中で意外だったのですが、確かに辞典や実用書を分けて本棚に貯蔵しておくことで、メインの本棚の貯蔵量が増えても必要な本を探しやすくなるように思えます。
 私も「Microsoft Office」の実用書や「Evernote」「HTML,CSS」「マクロ、VBA」といったIT関係、ソフトウェア関係、プログラミング関係の実用書は良く参照し直すので、タワーの本棚は利用価値ありと判断しました。
 本棚のイメージは成毛さんが言うところの「メインの本棚」のイメージであることが多いですが、本棚にも役割を持たせてルールを設けるのも良いですね。
 
 
 

■ 書店での歩き方で読書が変わる

 
 本を購入する書店でも、成毛流のルールがあるようです。普段は気にせず適当に書店内を回りますが、何らかのルールがあった方が効率が良いのかもしれません。また視点を変えれば、書店は「本棚だらけ」ですから、それぞれの本棚に書店員のルールがあるものだともおっしゃっています。本が並べられているのは、適当に並べているのではなく、書店員の工夫によってお客様に読んでもらいたい本をうまく並べているものだということですね。そうした視点からも、「本棚のルール」には面白さを感じます。
 
 
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 行きつけの書店というのは本好きの友人と同じくらい貴重な存在である。年間8万点の本が刊行されるといわれる中、店のどの場所に何があるか自分が熟知している書店があれば、効率的に本のチェックができる。2軒あれば、各店の書店員によって棚の作り方も違うから、偏らずに本を入手しやすい。
 
 
中略
 
 メガストアに着いたらまず、一番上のフロアまで上がり、その奥まで行こう。こういう場所尾は、どの書店でも専門書のフロアになっている場合が多い。
 
中略
 
 そして、順次フロアを下りながら、出口に向かってゆっくりと本を物色して歩く。
 
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(「本棚にもルールがある」より引用)
 
 
 
 行きつけの書店が1つしかなければ、その書店に勤める書店員の好みに偏った本がレイアウトされているため、本を選ぶ私達の出会える本もその好みに影響され、限定されてしまう。しかし、行きつけが2つ以上あれば、そうした偏りも回避できますし、違った視点も楽しむことができます。
 
 書店の歩き方を考えてみる、というのも面白いですね。確かに、書店の最上階の一番奥から出口に向かって本を見ていけば、抜けが無く様々なジャンルの本を見ることができます。どうしても、自分が好むジャンルのフロアにしか足を運ばないことが多くなりますので、書店に行く際数回に1回は、全フロアを回って本を探してみると、読書の偏りをなくすことができるかもしれません。
 
 
 
 
それでは21冊目、読了です。
 
 
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本棚にもルールがある
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