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てかてんの書斎

書斎は「学んだり、考えたり、静かに読書したりする場所」だと思います。ここでは、自分の書斎かのように「学んだり、考えたり、書籍について考察したり」する場所です。明日をもっと素敵な一日にするための、考え方・習慣・仕組みについてもお話していきます。

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ユダヤ人大富豪の教えⅢ

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【 年間120冊読書計画 27冊目】
 
 
ユダヤ人大富豪の教えⅢ」
 
 
本田 健 著 読了。
 

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 本田健さんのルーツともいえる「ユダヤ人大富豪の教え」シリーズの第3弾。ユダヤ人大富豪の教えシリーズでは、ビジネス本でありながら、教えを受けた当時の様子がイメージできるエッセイ風に仕上がっており、ストーリーを楽しみながら読み進めていくことができます。
 
 本田さんは、大学時代にアメリカに渡り、「平和と日本文化を伝える講演会」をしてまわっていたという経験をお持ちで、その時に出会ったユダヤ人の大富豪から、ビジネスの教えを受けたのがきっかけで現在の姿があるとお話されています。第Ⅲ弾となるユダヤ人大富豪の教えⅢでは、大学の頃の渡米に続いて再びアメリカに飛び、「人間関係」に関する教えを受けてくるストーリーです。
 
 「人間関係のマトリックス」という関係図を作り、すべての人間関係に当てはまるモデルを築いたハリー氏の元に弟子入りし、数日間にわたる人間関係と感情のワークを受けます。世界各国から訪れた受講者と共にワークを受ける中で、様々な教えが展開されます。その中でも、ユダヤ人大富豪の教えⅢで最も重要だと感じた教えが「人間関係のマトリックス」です。
 
 
 

■ 「人間関係のマトリックス」とは?

 
 
 人間関係を築く中で、誰にでも起こる現象が「対話する相手に合わせて、数種類のキャラクターを無意識に演じてしまっている」ということです。例えば、自分よりも年下の後輩に対しては、「言いたいことも言えるし、気楽に時間を過ごすことができる」という人でも、威圧的な上司を前にすると「委縮して何も言えず、常に顔色を窺ってしまう」ということが起こります。また、「相手が落ち込んでいると元気づけてあげたくなる」という人もいれば、「なんで落ち込んでいるんだ」とさらに相手を追いつめてしまう人もいます。
 
 これらは、相手の性格や状態に合わせて自分のキャラクターを変化させている例になりますが、「人間関係のマトリックス」を見れば、大体当てはまるようになっているのです。
 
 人間関係には4つのタイプがあります。
 
 
 
・ ポジティブ自立
 
・ ポジティブ依存
 
・ ネガティブ自立
 
・ ネガティブ依存
 
 
 すべての人は、これら4つのタイプに分類され、タイプごとに気の合うタイプなどが決まっている様です。それぞれのタイプに関して、簡単に説明すると、
 
 
●●
 
ポジティブ自立
 ポジティブ自立の人は、前向きで明るくて、エネルギッシュに生きている。自ら進んで問題解決に当たり、弱音を吐かない。そして、目標を設定すると、すぐに行動していく。まわりを励ましたり、ヴィジョンを掲げたり、人を巻き込んでいく力が強い。
 しかし、暑苦しくなったり、人の心に添えない側面も持っている。いつもニコニコしているのが特徴。
 
 
ポジティブ依存
 ポジティブ依存の人達は、穏やかで癒し系の人が多く、まわりをリラックスさせる才能がある。そして、ネガティブ自立の人と組み合わせになると、ふだんは有能な人でも、ミスをしがちで、段取りが悪い人間になってしまう。気が付くと、ネガティブ自立の人に起こられてばかりということになってしまう。
 これがいきすぎるといじめられっ子になる。何かあると頭が真っ白になってしまうことも多い。いつもオドオドしているのが、このタイプの特徴。
 
 
ネガティブ自立
 ネガティブ自立の人はたちは完璧主義で、ものごとを確実に進めようとする。そのために、やや冷たい印象をもたれることがある。目標志向で、やると決めたら着実に結果を出すことができる。
 しかし、そのためには、まわりに威圧的に接したり、コントロールすることもいとわない。自分は有能だと思っているので、相手が無能に見えてしまう。いじめっ子の性質をもっていて、内なる暴力性を抱えている。いつもイライラしているのが特徴。
 
 
ネガティブ依存
 ポジティブ自立と一対になるのが、このネガティブ自立の人達だ。このタイプは感受性が鋭く、人に深く共感できる。問題を見つけるのも得意なので、カウンセラーの素質がある。
 一方で、ものごとのネガティブな側面を見がちなため、昔のことでくよくよ悩んだり、文句を言い続ける傾向がある。ポジティブ自立のタイプとパートナーになることが多い。後ろ向きで暗い感じがするのが特徴。
 
●●
 
(「ユダヤ人大富豪の教えⅢ」より引用させていただきました。)
 
 上記の説明から、あなたのタイプが見つかったでしょうか。もしも、説明文だけでは自分がどのタイプなのかわかりにくかった人は、以下の大和書房さんのHPでチェックできますのでお試しください。
 
 
 人間関係のマトリックスの4つのタイプがわかったところで、次は気の合うタイプの組み合わせを見ていきましょう。気の合うタイプの組み合わせは以下、
 
 
 
ポジティブ自立 と ネガティブ依存
 
ポジティブ依存 と ネガティブ自立
 
 
という組み合わせになるようで、基本的には1人に1つのタイプがあてはまります。しかし前述したように、相手に合わせてキャラクターを演じるときは、相手のタイプと気の合うタイプについつい変えてしまっている、という状態になります。普段はポジティブ自立の人でも、自分以上にポジティブ自立が強い人と組み合わさると、ネガティブ依存として振舞い、相手に合わせてしまう感じです。落ち込んでいる人を見ると励ましたくなる場合も同様で、一時的に相手に合わせて自分のタイプを変えているのです。
 
 
 こうして見ていくと、実は相手に合わせて感情が変化し、知らないうちにマトリックスに依存した動きをしているという考え方は、おもしろいものでした。
 
 
 
それでは、27冊目 読了です。
 
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ユダヤ人大富豪の教えIII ~人間関係を築く8つのレッスン (だいわ文庫)
本田 健
大和書房
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