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てかてんの書斎

書斎は「学んだり、考えたり、静かに読書したりする場所」だと思います。ここでは、自分の書斎かのように「学んだり、考えたり、書籍について考察したり」する場所です。明日をもっと素敵な一日にするための、考え方・習慣・仕組みについてもお話していきます。

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神様の御用人

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【 年間120冊読書計画 34冊目】
 
 

「神様の御用人」
 
 
 
 浅葉 なつ 著作 読了。
 
 
 
神様の御用人 (メディアワークス文庫)
 
 
 
 神社、お寺、そしてそこに祀られる神様や信仰について、私達は日々の生活の中であまり考えることはありません。
 
 それどころか、最近では神社やお寺に訪れる習慣のない人達も増えてきていると言います。
 
 新年の初詣にいくことはあっても、それ以外で神社やお寺参りをすることがなくなれば、人があまり訪れない神社やお寺はどんどんなくなっていきます。
 
 神社やお寺で働く宮司さんや巫女さんが、普段どんな仕事をしていて、祭事ってどんなのがあるの?とか、知らないことだらけ。
 
 有名な神社やお寺の歴史、催し物は知っているのに、自分が生活している町や村にある神社・お寺にはどんな歴史があるのかも、どんな祭事が行われているのかも知らない。
 
 地元の神社やお寺のことくらい、しっかり知っておかなければならないのかな?と思いました。
 
 
 
 
 
■■
 
 
 
日本のあちこちの神社で祀られている数多くの神様。その神様の御用(お願い事)を聞いて回る人間が「御用人」である。
 
フリーターだった良彦は、ある日突然手渡された「宣之言書(のりとごとのしょ)」に浮かび出る神様の名前を頼りに、その神様が祀られる神社を訪ねては御用を引き受けるよういなっていく。
 
最初の御用で出会った方角の神「方位神」と共に、各地に出向きながら様々な御用を引き受けていくストーリー。
 
お堅いイメージのある神様を、ゆるくコメディ風に描かれており、その節々に「神様の基礎知識」にもなる言い伝えや神社に関する豆知識、古事記や日本書記に記載されている内容を分かりやすく解説しているなど、「神社」や「神信仰」、「神様」についてに勉強にもなります。
 
天照大御神(アマテラスオオミカミ)や須佐之男命スサノオノミコト)のような有名ところの神だけでなく、聞いたことのない神様もたくさんでてくる「神様の御用人」シリーズは、今のところ全3作ありますが、一気に読み終わってしまいそうです。
 
 
 
■■
 
 
 
神社と言えば、近年おもしろい動きがみられるようになりました。
 
 
 それは、神社に参拝したときに参拝者に提供される御朱印と呼ばれる押印をコレクションする「御朱印ガール」なるものが人気になっていることです。
 
 神社によって異なる押印がいただけるということで、あちこちの神社に参拝しては、御朱印をいただいて、コレクションする人達が人気を生んでいるのですね。
 
 御朱印は、「御朱印帳」と言われる専用のノートのようなものに押印していただくので、御朱印帳を持ってさえいれば、参拝時に御朱印をいただくことができるようです。
 
 女の子の間で人気になっているので、御朱印帳も女の子が好む可愛らしいデザインのものが多数販売されるようになっています。
 
 
 
 
 後で見返せば、どの神社に参拝したのかを思い出すこともでき、「思い出を貯める」ことができる。
 
 
 各神社で異なる御朱印がいただけるので、コレクションにもなる。
 
 
 パワースポットブームなどもあり、山や森林の深い神社などで自然を満喫することもできる。
 
 
 プチ旅行感覚で、知らない土地に遊びに行ける。
 
 
 
 こんな要素が、御朱印ブームをもたらしているのかもしれません。
 
 
 
 「神様の御用人」に登場する「宣之言書(のりとごとのしょ)」もいわゆる御朱印帳です。
 
 神様の御用人のストーリーに登場する様々な神様は、御用を達成する毎に「御朱印」を象徴した押印をしてくれます。
 
 著者の浅葉さんも神社を巡るのが趣味だということなので、もしかしたら「御朱印ガール」なのかもしれませんね。
 
 ご自分の趣味や好きなことが、うまく作品中に活かされた素敵な物語です。
 
 
 
 
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