てかてんの書斎

本業はメーカーの商品開発エンジニア。自宅ではもっぱら読書を楽しむ書評ブロガーとして活動中。読書は年間100冊ペースで、小説でもビジネス書でもなんでも読みます!ブログでは、書評・本から得た学びと考え・その他雑記記事を書いています。

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「パズル」(山田 悠介) を読んで、命をかけたパズルゲームという設定がすごくハマった

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パズル (角川文庫)

 

 

 
山田 悠介 著
 
 
 
ここ最近、山田悠介さんの本を買い込んだので一気読みをしている最中です。
せっかくなので、さぼりがちだった書評もしっかり書こう!と意気込んで、かれこれ「パズル」が5冊目になります。
 
まだまだストックしている山田悠介さんの本はありますので、どんどん読んで書いていきます。
 
さて、今回書評する「パズル」ですが、なんと山田悠介さんが22歳の時に書き上げた作品だそうです。
 
そんなに若い時から小説を書いていて、しかも世の中に本として出版されていたと考えると、本当にすごい!の一言ですね。
若くして、自分のやりたいことが明確になっていて、それを叶えて形にしている。
 
若くして夢を持っていること自体がすごいですが、それを実現して世の中にチャレンジできていることはもっとすごい。
・・・自分の22歳の頃はどうだっただろうか(笑)
 
夢の力は本当に素晴らしいですね。
 
少し脱線しましたが、書評に行ってみましょう!
 
 
 
今回のトピックはこちら!
 
 
 

「パズル」のあらすじ

 
 
最難関ともいえる「徳明館高校」で、トップクラスの15人だけを集めた特別クラスを舞台に、命をかけたパズルゲームがスタートする。
 
教師1名と、今日付けで転校になる予定だった生徒1名を職員室にて人質に取り、特別クラス15名に2000ピースのパズルを完成させよと犯人グループから指示が出る。
 
2000ピースのパズルは学校内の至る所に隠されており、まずは皆でピースを探すところからスタートすることに。
 
48時間以内に完成させないと人質を殺すと言われてしまい、命をかけて2000ピースのパズルを完成させることになるが・・・
 
2000ピースものパズルを探すことは容易ではない。
さらに、完成図のわからないパズルを完成させることも至難の技。
 
果たして、徳明館高校の特別クラスの運命は。
 
 
 
 
 

制限時間内に難解なミッションに挑むワクワク感

 
 
 
脱出ゲームとかをイメージしてもらうと分かりやすいのかもしれませんが、決められて時間内で難しいミッションをこなしていくストーリーって、すごくワクワクしませんか?
 
この「パズル」は、まさにそんなストーリー展開なのでハラハラするというよりは、ゲーム性を楽しみながら読める感じでした。
 
48時間以内に学校内で2000ピースものパズルを探すとなると、ただ闇雲に探していてもらちがあきません。
そこを、しっかり考えて作戦を立て、少しずつミッション達成に向けて作戦をこなしていく感じもいいですね。
 
せっかく10人以上のメンバーでパズルのピースを探して行ったとしても、同じところを違う人が何度も探してしまうと非効率。
そんなことにならないよう、パズルのピースを見つけたらその場所をパソコンでデータ化しながら無駄なく探していく作戦も素晴らしかったです。
 
さすが、日本屈指の進学校でもトップクラスの頭脳集団ってわけですね。
 
 
追い詰められた状態で、さあ自分が2000ピースものパズルを探す!ってなった時、自分ならどんな作戦で探すでしょうか。
 
 
 
 

次第に生まれる仲間意識も読みどころ

 

設定では、日本屈指の進学校でもトップクラスの15名を集めた特別クラスということになっています。

クラスメイト同士は、仲が良いどころか会話すらまともにしたことがないくらいな関係。

それもそのはずで、クラスメイトは互いに「成績で勝負する敵」なわけで、少しでも勉強してこいつらに勝ってやる!みたいなところがあるようです。

 

いざ、2000ピースのパズルを探す!ってなった時も、互いに協力し合おうとしなかったり、あいつらよりいっぱい集めてやる!と躍起になったりと、なかなか力を合わせてなんとかしようって感じにはなっていませんでした。

 

しかし、命がけでミッションを共にこなしていくことで、少しずつ仲間意識のようなものが芽生えていく様子が描かれています。

 

「パズル」では、そんな仲間意識の部分も読みどころですね。

 

 

 
 

終わりに

 

 

やっぱりこういうゲーム性を持ったリアルホラーを書かせるなら「山田悠介さん」って感じですね。

これまたどの作品でも言っているかもしれませんが、一気に読みきれる面白さでした。

 

次の内容がきになるからもう少し読もう!ってなって、一気に読む作品もありますが、「パズル」は本当に気がついたらほぼ読み終わっていた感じです。

 

設定が理解しやすいっていうところも、読みやすさにつながっていますね。

複雑な設定とか、現実離れしている設定ほど、理解して楽しめるまで100ページ以上かかってしまうものも少なくないですし。

背表紙を読むだけで設定が理解できるからこそ、一気に読みきれる面白さを冒頭からグッとつかまれるのかもしれませんね。

 

次は山田悠介さんのどの本を読もうか、少し悩んでいます(笑)

 

 

 

その他、山田悠介さんの作品で過去に書評したものがありますので、よろしければ一読ください。

 

 

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