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【書評】「お宝探しが好きすぎて」(山田悠介)恐ろしいお宝探しが始まる・・・

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【文庫】 お宝探しが好きすぎて (文芸社文庫)

 

「お宝探しが好きすぎて」

 

山田 悠介 著 読了。

 

 

コドモランドシリーズ第4弾。

今回は、あの世とこの世を行き来する「孝平」が、この世で出会った「ゼロ」という少年とお宝探しをする物語となっています。

 

ゼロと遊ぶ孝平と、徐々に明らかになるお宝探しの真相・・・ハラハラしながら読める作品です。

 

山田悠介さんの作品の中では、かなり長めのシリーズもので、少年の孝平にもどんどん愛着がわいていきます。

キャラクターや世界観が掴めているから、続編は常に最初から面白いなーと感じながら読むことができます。

これだから、シリーズものは面白い!

 

 

このコドモランドシリーズは、過去に1〜3弾も書評しておりますので、以下のリンクからお読みください。

 

 

tekaten.hatenablog.jp

  

tekaten.hatenablog.jp

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 

 

今回のトピックはこちら!

 

 

 

 

 

 

「お宝探しが好きすぎて」のあらすじ

 

前作、「配信せずにはいられない」の後、コドモランドに戻っていたが、

今回も再びコドモランドからこの世にやってきた孝平。

 

今回コドモランドから現実世界にやってきた理由は、兄の孝広に会いに行くことではなかった。

 

ゼロという容姿端麗、お兄ちゃん気質の少年と出会い、大型ショッピングセンターでお宝探しと称した遊びを行う。

これこそ、今の孝平の楽しみなのだ。

孝平は、新しい遊びに満足しながらゼロとの時を過ごしていく。

 

しかし、そんな時、徐々にゼロの不穏な部分が見え隠れし始め、孝平は疑念を抱き始める。

そして、どんどん違和感を感じるゼロと楽しさよりも恐ろしさを感じ始めるお宝探しに対して、孝平は次第に恐怖を覚える。

 

果たして、奇妙なお宝探しの物語の行方は。。。

 

 

 

シリーズを通して見える孝平の成長

 

 

コドモランドシリーズを通して、最初は子供らしかった孝平が、少しずつ成長していく姿が読み取れます。

 

孝平について回っていた孝平が、自分の考え、自分の意思で物事を決めていくようになっているのです。

兄と接することなくコドモランドで成長してきた孝平ですから、考え方も行動もまさしく「コドモ」という感じでしたね。

 

 

そんな幼かった孝平が、少しずつ成長している姿。

コドモランドシリーズを通して、変化を楽しめる要素です。

 

 

山田悠介らしい「ホラー」な内容となっています

 

 

山田悠介といえば、ホラー作品というイメージがあります。

親指探し、リアル鬼ごっこ、あそこの席など、子供を主人公としたリアルホラー作品が多いのも確か。

 

しかし、このコドモランドシリーズは、あまりホラーの要素がありませんでした。

この4作目、「お宝探しが好きすぎて」では山田悠介作品らしいというべきホラー要素がうまく盛り込まられています。

 

一言でいうと、山田悠介らしい作品ですね。

 

これまでがほんわかした内容だっただけに、コドモランドシリーズの中でもギャップ感が楽しめる作品になっています。

 

山田悠介のホラーが好きだという人には、オススメできる一冊です。

 

 

終わりに

 

現在発売されているコドモランドシリーズの最新刊となっていますが、この作品が最終巻かどうかはよくわかりませんでした。

 

帯やポップにも最終巻とは書かれていないし、内容も完結したような書き方ではありませんでしたので、続編がまだあるのかもしれません。

 

楽しみです。

 

シリーズ作品は、長く続けば続くほど読みがいがあって、愛着が湧いてくるものなので、終わってほしくないというのが本音です(笑)

 

次の作品がどうなるのか、気になるところですね。

 

 

本日も、てかてんの書斎にお越しいただき、ありがとうございます!

 

 

 

 

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