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【書評】「王様ゲーム 滅亡6.11」(金沢伸明)王様ゲームの行方を握るナノクィーンの登場

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王様ゲーム 滅亡6.11 (双葉文庫)

 

 「王様ゲーム 滅亡6.11」

 

金沢 伸明 著 読了。

 

 

王様ゲームシリーズ第5弾!

 

全国規模で動き始めた王様ゲームも、ついに終盤を迎える。

王様ゲームの操作ができてしまう絶望的なシステム「ナノクィーン」をめぐる争いが没初する。

 

そして、王様ゲームを誘発しているウィルス「ケルドウィルス」に唯一対抗できる「金沢伸明」の細胞を使って、王様ゲームを終わらせる動きも・・・

 

佳境を迎え、物語が大きく動き始めた第5弾。

ストーリーの展開がとても気になる1冊に仕上がっています。

この「王様ゲーム滅亡6.11」は、続きが気になりすぎていたことと、驚異的な集中力も手伝って、2時間くらいで読み切ってしまいました(笑)

 

やはり、読書モードに入りきっている時は、自分でも驚くスピードで読めちゃいます。

不思議(笑)

 

ということで今回は、王様ゲーム滅亡6.11の書評を書いていきます!

 

 

過去に書評した王様ゲームシリーズを以下のリンクにまとめております。

 

 

 

今回のトピックはこちら!

 

 

 

 

 

王様ゲーム 滅亡6.11」のあらすじ

 

日本全体を巻き込んだ王様ゲームを終わらせるべく、駆け回る「智久」と「修一」。

王様ゲームを終わらせる可能性を秘めた鍵を手に入れ、光が見えたかに思えたが、王様ゲームを操作できる「ナノクィーン」が登場する。

 

そして、ナノクィーンを使って日本を思うがままに導こうとする「蛍」という名の少女が現れ、物語はさらに危険なステージへと突入する。

 

智久は自分の体に王様ゲームの根源であるケルドウィルスの抗体を宿そうと命をかけ、蛍はナノクィーンを使って破滅に向かおうとしている。

修一は、蛍に好意を寄せてしまい、冷静な判断にかけてしまう。

そして、海平という少年は智久の彼女である友香を拉致。

 

ついに終盤を迎えた王様ゲーム「滅亡」だが、果たしてどのような結末を迎えるのか・・・

 

王様ゲームを操作できる「ナノクィーン」の登場

 

今作から、王様ゲームを自由に操作できる「ナノクィーン」というコンピュータウィルスのようなシステムが登場します。

命令の内容を操作できるのです!

・・・これはやばい。

 

もしも個人がナノクィーンを手にしてしまったら、個人が思うままに王様ゲームを操作することができる。

やり方によっては、日本を征服することも可能でしょうね。

 

日本が滅亡するような命令にされたくなかったら、私のいう通りにしなさい!

そんな風にして、ナノクィーンを悪用しようとする「蛍」という名の少女が登場します。

しかも、彼女は過去の作品で登場した黒い感情を持った「舞」の心臓を移植された少女であり、心臓移植によって舞の人格が多少なりとも宿っているという設定。

 

自分が死を与えられた王様ゲームを、今度は自分の意思で操作できる。

これは危険な存在ですね。

 

ナノクィーンの所有権をめぐって、大きく波乱が巻き起こります。

 

 

王様ゲームを終わらせる「ケルドウィルスの抗体」

 

そもそも王様ゲームは、研究者の手によって「新手のウィルス」によってもたらされている現象だということが解明されています。

その名も、「ケルドウィルス」。

 

ケルドウィルスは、自我を持ったウィルス細胞であり、感染者は命を天秤にかけられた恐怖によって、あたかも命令通り死んだかのように体を操ってしまうような細胞だという設定になっています。

つまり、感染者は自分自身で死を実現していることになりますね。

それもこれも、すべてはケルドウィルスのせいだと。

 

そして、このケルドウィルスの抗体を作る方法が金沢伸明の体内にある細胞を、現在王様ゲームに参加させられている高校生に注射する」というものです。

注射された後、数日かけて抗体が完成し、抗体の完成と共に死が訪れる。

まさに、命がけで王様ゲームを終わらせることになります。

 

この役目を智久が受け、徐々に体が弱っていっていくところが描かれています。

正義感が強すぎて、自分の命を持って解決に臨む。

いやー、てかてんには絶対できないですね(笑)

 

 

とんでもない新章がスタートする兆し・・・

 

物語の最後。

ナノクィーンは止められ、智久の死をもってケルドウィルスの抗体が完成し、王様ゲームは終了します。

しかし、最後の最後。

智久の遺体は、男性とも女性とも言えない「第3の性」を持った姿に変わっており、全体の体毛はすべて存在していない異様な姿となっています。

そして、遺体安置所の中で新たな人類のような姿をした智久が目を開ける。

そんな恐ろしいシーンで物語は幕を閉じます。

 

うわー、これはまた「新章」がスタートする兆しじゃないですか!

ということで、とっても気になる終わり方になっちゃいました。

 

でも、次の巻王様ゲーム 起源」では、 奈津子の父親が戦った最古の王様ゲームの詳細について書かれているようなので、この謎の生命体については小説1冊分のお預けのようです。

 

終わりに

 

王様ゲーム滅亡は、たった2冊でとんでもない展開になっちゃいました。

今まで謎だなーと思っていたところもトントン解決していくし、規模はドンドン大きくなるし、最後はまた新たなステージが見えた感じ。

ちょうど12作中5作目ということで、ほぼ折り返し地点なのですが、

「まだ折り返し!?」

と思いますねー。

 

この先どんな風にストーリーが展開していくのか、楽しみです!

 

本日も、てかてんの書斎にお越しいただきありがとうございました!

 

 

王様ゲーム 滅亡6.11 (双葉文庫)
金沢 伸明
双葉社 (2013-01-10)
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