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【書評】「探偵ガリレオ」(東野圭吾)天才物理学者が謎を解くガリレオシリーズの第1弾

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探偵ガリレオ (文春文庫)

 探偵ガリレオ

東野 圭吾 著 読了。

 

テレビドラマにも映画にもなった、探偵ガリレオシリーズの第1弾。

ずっと読みたかったけれど、なかなか手を出さずにいたシリーズでした。

いざ読み始めてみるとどんどん物語が先に進んでいって、今度は書評記事を書くことを止めておりました(笑)

 

天才物理学者ガリレオこと「湯川学」が、科学の視点で警察の事件捜査を後押しし、難解な事件を解決に導く王道ミステリー作品です。

てかてんも理系の工学部出身なだけあって、事件を紐解く科学の知見がとても面白く、トリックの真相が実に理系的で読み応えありです。

偏屈な天才として描かれる湯川のキャラクターも秀逸で、湯川とともに捜査を進める草薙もとても良い味を出していますね。

詳しくは、書評の中身で書いていきましょう。

 

今回のトピックはこちら!

 

 

探偵ガリレオ」の主な登場人物

湯川学

ガリレオシリーズのメインキャラクター。

帝都大理工学部物理学科の助教授で、まさに天才と言える知性を持った科学者。

物語の中では、科学の知識を使って事件を解決に導いてくれる。

ちょっと偏屈した性格ではあるが、大学同期の草薙とは良い仲を保っている。

研究室内ではインスタントコーヒーを好んで飲む。

 

草薙俊平

警視庁捜査一課の若手刑事。

湯川学と大学の同級生であり、現在は警察の中でもエリートの集う捜査一課で主に殺人事件の解決に努める優秀な刑事。

湯川とは良いタッグで、難解な事件を解決へと導く。

 

その他、警察組織で数名の登場人物がいたり、事件ごとに被害者と加害者が登場するわけですが、主にはこの2人が活躍するストーリーなので他の人物については割愛します。

 

 「探偵ガリレオ」のあらすじ

探偵ガリレオは、5つのガリレオミステリーがまとめられた短編集のような作品となっています。

収録作品は以下。

 

燃える(もえる)・・・ 若者の頭が突如燃え上がったという謎の事件

転写る(うつる)・・・ 心臓だけが腐った謎の遺体

壊死る(くさる)・・・ 池に浮かんだデスマスクの正体は?

爆ぜる(はぜる)・・・ 海で突如現れた火柱によって人が死んだ

離脱る(ぬける)・・・ 幽体離脱した少年が見た、事件の裏の顔

 

こんな感じで、導入だけでも「読みたい!」と思える内容の事件が5つ収録されています。

どれも、初見では全くトリックのつかめない事件になっていますが、それを草薙が足で調べ、湯川が知恵で解明していくストーリーはどれも面白い。

科学的にも矛盾はなく、しっかり解決されているところもミステリーとしての仕上がり度合いが高く、読後感もすっきりしますね。

 

本格科学をテーマにしたミステリー作品

ガリレオシリーズの魅力は、何と言っても「本格科学をテーマにしている」というところでしょう。

科学をテーマにした作品を書こうとすれば、それだけ科学的・物理的な知識は必要不可欠になります。

科学は怪奇現象や小説としての設定だからとかでは逃げることはできなくて、しっかり理屈を通す必要があります。

ちょっと現実離れしているけれど、そういう設定だから・・・と無理に内容を完結させることも小説であれば可能です。

しかし、科学をテーマにすることによって、科学的に理屈を通す必要がある。

そして、このガリレオシリーズは全て科学的に理にかなったトリックが使われているんですね。

これこそ、ガリレオシリーズの最大の魅力である!と言えるでしょう。

 

現実ではありえない設定だったり、ありえないキャラクターが登場する小説も好きですが、あくまでファンタジー系やゲーム性の高い作品に限ってだなと思いました。

よりリアルの現実的な物語を描く場合や、ミステリー・刑事物であれば、やっぱり現実的にどうなの?というところが気になってしまいます。

その点、ガリレオシリーズは本当に科学のことをしっかり理解し、それをうまく盛り込んだトリックであるだけでなく、解説も理解しやすいように展開されています。

大げさではなく、ちょっとした科学の勉強にもなる作品になっていて、どんどん他のトリックが読みたくなるほど。

まだまだシリーズはたくさんありますので、読み進めながら科学の魅力も書評できればいいなーと思っています。

 

東野圭吾作品を読むなら、まずガリレオから!でもOK

東野圭吾さんというと、とても有名な作家さんで、有名な作品も多数書かれています。

これから初めて東野圭吾作品を読む!という人は、

「うーん、まずどれから手をだそう?」

と悩んでしまうくらいの大御所ですよね。

 

そんな東野圭吾さんを初めて読むという人には、

「まずガリレオから読んでみて!」

とオススメできる作品です。

 

内容自体はそんなに難しいものではないし、シリーズ作品なので長く楽しむことができます。

しかも、ドラマや映画として実写化されているので、小説を読む前に一度映像化されたものを見るというのもとっつきやすくていいかもしれません。

キャラクターや設定などが映像として頭に入った状態で、文字の作品を読むと内容も掴みやすいですしね!

絶対にネタバレは嫌だ!という人は、小説からにしてくださいね(笑)

 

東野圭吾作品はどれを読んでも本当に面白いのですが、まず最初に読むとすれば「ガリレオシリーズ」をオススメして全く問題ないと思います。

 終わりに

ついにガリレオシリーズに手を出してみました。

新刊コーナーに行ってみると、読みたいなーと思える本がたくさんあって、なかなか過去のシリーズ作品に手を出すことをためらってしまいます。

一度シリーズものを読み始めたら、最後まで読みきらないと気が済まないタイプなので、どうしても新刊の読みたい本がたくさんあると手を出しにくいんですよね(笑)

今現在も、読みたい本が山のようにある状態ですので、なるべく多めに読書時間を設けながら読み進めていきたいと思います。

 

本日も、てかてんの書斎にお越しいただきありがとうございました。 

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